忍者ブログ
覆面作家企画5「色」のログ用ブログ
* admin *
[1]  [2
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


Eブロックの感想です。
ツイートでない分、他ブロックよりやや長め、
もしかすると辛め(?)のところがあります。
それほどでもないと個人的に思っていますが、
苦手な方はご注意ください。

なお自ブロックですので、自作品がどれか明記してあります。
推理期間終了に伴いアップしましたが、
まだ推理されている方はご注意ください。

大丈夫な方は、つづきをどうぞ。


PR

Aブロック感想ツイートまとめ+αです。
若干ネタばれがあります。

A03だけピンポイント推理してます。
この方しかいない!と思ったのだけど、違ったらどうしよう。。




- - - - - - - - - -



A01 「弟」
 彼女も彼女だけれど、彼も彼だなぁ。
 それぞれの居心地の悪さが伝わってきて、胃の底がねじれる感じがする。
 一度も出てこない兄の存在感がすごい…。


A02 「碧の空」
 ゆるいゆるい倦怠感。
 知らないうちにまとわりついたそれが、景色の色味と相まって、
 いっそう鮮明に描かれる。
 ラストの一文に妙にホラーさを感じた…。
 彼女にとってもぞっとする侵食の感覚だったのかしら。


A03 「光り輝く風景」
 情報の出し方、うまいなぁ。
 地の文も会話文もぜんぜん説明的じゃないのに、自然と状況がわかる。
 すごい。
 一番の核心のところで気持ちの描写が迂回され、でもだからこそ
 まろみある形で「俺」の胸の内で起こっていることが伝わってくる。
 すごい。
 すごい!
 なんか、この文体、非常に好み。

 →すみません、ピンポイントにこの作品だけ推理。
    夏野由宇さん
  だと思います。
  サイトめぐりをしてみて、他にも雰囲気が似ている方は何人か
  いらしたのですが、この文体はこの方しかいない!と思う…たぶん。


A04
 「愛に逢いに」
 角のある言葉遣い、なのにどこかで祖母を大事にしているのが
 伝わってくる。
 決めつけて行動して、後で恥ずかしくなって後悔するってよくあるなぁ。
 しかし、彼はタラシだという印象がどうしても拭えないのですが(笑)


A05 「洗濯参景 -十和と千早-」
 なんだかんだで、仲良くやっていきそうな二人だなぁ。
 健気(?)な彼がかわいらしい。
 最後の十和の台詞が素敵。まったくだ(笑)


A06 「俺と彼女の模範解答」
 このカップル、楽しい(笑)
 真逆なくらい別々な考え方で、でも(だからこそ?)相手の考えに
 真剣に興味をもっている。こういう関係ってうらやましいなぁ。
 模範回答も、結果論なら「捨てたもんじゃない」と思う。


A07 「色覚研究所奇譚」
 はじめは単純に恋愛ものだと思っていたのに、中盤からキナ臭く…。
 足元からぞわっとする何かがはい上がってくる。
 ラストの彼の言葉に、胃の底がねじれる感じがした。
 彼の夢色があの色だったのは何でなのかしら…。


A08 「歌う青と芽吹く緑」
 文体が、心地好い。言葉にならないことばがあふれている。
 後半、胸がキリキリとする。かなしい、かなしい、かなしい。
 けれどラストで気持ちが掬われて、ふわっと視界が広がった。
 抜けるような空は、きっと喜びもかなしみも吸いとってしまう。
 とっても、好きです。


A09 「蜜色のアトリエ」
 物哀しい雰囲気が、どこかに常に漂っている。
 何かに焦がれるということは、どうしても物哀しさを生み出してしまうのかな。
 戦女神の過去は、いったいどんなものなんだろう。
 彼と、彼女と、絵の彼女それぞれの背負う物語を読んでみたくなった。


A10 「言祝ぎ」
 相思相愛カップルがたくさんで華やかだなぁ。
 幸せがあふれている感じがして、気持ちがふわっとやわらかくふくらむ。
 なごやかな形で会話をしつつ、最後にしっかり「言祝ぎ」を述べる、
 引き締まった最後の一文が素敵。


A11 「月影に色ふ」
 詳細な描写。読後にくらりとするほどに濃厚。
 最初のうちは、あるよねぇ、と思って読んでいたのだけど、
 中盤からはどう終わるのか気になって読んだ。
 別れが大前提であるのがせつない。
 今後二人が支えあっていけると良いけどなぁ。


A12 「花びら一つ、あなたに」
 ふわっと狂気の香りが漂ったかと思うと、次の瞬間にはするりと逃げる。
 すり抜け具合が絶妙ですごい。
 彼女の真意が、わかるようでわからない。
 わかるのが怖い気もする…。



Bブロック感想ツイートまとめ+αです。
ところどころネタばれもあります。



- - - - - - - - - -


B01 「ヘブンリー・ブルーはここにある」
 彼女の煩悩たっぷりさにふふっとしたり、不意に気持ちがあふれてきて
 胸がきゅうっとしたり。切り替えがうまいなぁ。
 ラストの描写に、ああそうなのかぁ、と思った。
 ただ色を使うんじゃないんだ。絵師さんってすごいな。


B02 「アオの空」
 「僕」のこまっしゃくれた感じが微笑ましい。
 言葉が乱暴なのに粋な神様が素敵。
 ラストが哀しくやさしくて、ほんのりとしたあたたかさが胸に満ちる。
 広がる青が目に見えるよう。


B03
 「グリーンサイン・レッドサイン」
 見えていない感じ、時々ツキナと同調する感じが、うまいなぁと思う。
 カタカナで「ワタシ」なところも。
 どうなるんだろう、と思って緊張しながら物語を追って、
 ラストで気持ちがきゅっとした。「心」のない無機物としての最期。
 でも、深く深く眠ってその時を待つ。
 物哀しく、胸に落ちる。


B04
 「ラッキーデイ」
 面白かった!
 犬たちに対する「俺」の強者っぷりがすごい。
 役にはまりきってる感じが何ともおかしくて、楽しい。
 適応能力高いなぁ。
 今後も彼らとの交流が続く日々だと楽しそう。


B05
 「シキ、若しくは渇いた刑場」
 緻密で緊張感のある描写。
 老人の置かれた状況が、淡々と語られてゆく。
 少年の悲痛な叫びが耳に聞こえてくるよう。
 世の無情さが身にしみて、胸の奥が鈍く痛む。


B06
 「金紫の衣をその身に纏いて」
 女王が気高くかわいらしい。
 肩肘はってる彼より一枚も二枚も上手だなぁ。
 ラストに向けて、緩やかにとけていく緊張がうまい。
 最後のところは思わず笑ってしまった。


B07
 「月の海から」
 ところどころ話が脱線して、でもそれがいい味出してるなぁと思う。
 そして何より大家さん!ウィンクする茶目っけが素敵。
 彼女の過去が気になって仕方ない。
 大家さんはどうやって足を手に入れたのかしら。
 …と思って他の方々の感想みたら、だんなさんの方か!
 そちらの方がしっくりくるかも。


B08
 「色鬼」
 だから色鬼なのか、とラストで納得。
 展開のセンスが光ってるなぁ。
 誰も理に逆らうことはできない、けれど、
 指し示す少年のやさしさが胸にしみる。


B09
 「蝶の記憶」
 生と死の対比が、鮮やかに美しい。
 静かな祈りのようなものを感じる。と同時に、生の力強い、
 真っ白な光が目に浮かんだ。
 きっと彼女は、しなやかな強さをもった人だったんだろうな。


B10
 「Clear」
 色探しの旅が続く度、彼女の諦観のような何かが色濃くなる。
 最後の問答で、彼女は救われたろうか。
 私は理解できないからこそ共に在りたい、と思うこともあるけれど、
 まったく理解できなければ別問題なのかな。
 国々の物語を並行して語っていく手腕がすごい。


B11
 「カウントダウンは始まった」
 ほとんどが会話と情景描写だけなのに、端々からほろり、ほろりと
 彼女の心情がこぼれ出る。
 中盤あたりからもしかして…と思い、後半が進むに従って、
 背筋の寒さが静かに増していく。
 今後の展開が恐ろしそうだ…。


B12
 「黒鍵のエチュード」
 中盤から(個人的には)まさかの展開。
 そしてその後にももう一度まさかの…。
 ふつうにピアノだと思ってたけど、鍵盤ってそういうことか!
 行間で起こっていることを感じ取れる人間でありたい。
 書かれていない痛みを感じる大切さを、かみしめる。
 誠実さに、敬服。


 



Cブロックの感想ツイートまとめ+αです。
若干ネタばれがあります。



- - - - - - - - - -



C01 「天つ虫といとしき亡き月の王」
 ラストで背筋に冷たいものが…。
 月光に艶やかに光る絹糸が見えた気がする。
 月は、美しく冴え冴えと恐ろしい。
 淡々として落ち着いた描写が、着実に迫りくる何かに拍車をかける。
 昼の光が恋しい…。


C02 「踊り子と王様」
 結び方が潔くて清々しい。
 彼女の死は、当時であるなら避けてはならない決まりごとなんだろう。
 世の理はそうして守られてゆく。善いことも、悪いことも含みつつ。
 文のテンポの良さと落ち着きが素敵。
 この量の物語を読んだからこそ、「道楽王」のひとことに深みを感じる。


C03 「瓶詰め」
 小さな飴が無造作に詰めてあると、食べきれないとわかっていても
 無性に買いたくなるなぁ。
 花火の描写と、将ちゃんのあっさりさがよかった。
 行けなかったけれど、行けなかったからこそのものもある。


C04 「首長竜、旅に出る」
 うわぁ、色鮮やかだ。目の前に色がぱぁっと広がる。
 どんどん混沌としていく展開なのに、不思議とすっきりしているのが
 すごい。テノチーもカサイ先生も、 設定なんてどうでもよくなるくらい
 なじんでいる。
 それがラストの開ける感じとしっくり合って、胸にすとんと落ちる。
 すごい。


C05 「白魔道の街で」
 丁寧につくり込まれていて、読後が爽やか。
 気持ちのいい風が吹き抜けるよう。
 二人の会話のテンポが良くて読みやすい。
 きっと勇者は「勇者」だろう。


C06 「モノクロ」
 二人の正体が気になる!種明かしの続編を期待。
 武器の色鮮やかさが目に見えるよう。
 バリボリかじるパンってどんななんだろう。
 プレッツェルみたいな感じかしら。


C07 「色彩認証」
 都市伝説、という言葉に身構えたけれど、怖くはなかったのでひと安心。
 「あや」の話し方がいかにもな感じで面白い。
 自分だったら何て答えるだろう、と思ってみたり。


C08 「グッバイ・ロンリー」
 彼のせつなさがせまってくる。
 タラシなのに一途な感じがうまい。
 でも想い人がいてもつきあえるのか…。
 今後先輩は苦労しそうだなぁ。


C09 「赤い鞄」
 個人的には心の準備のために注がほしかった…怖かった…。
 描写がものすごく鮮明で上手で、雰囲気を醸し出すのがうまい。
 うますぎて怖い。焦燥感と恐怖が手に取るよう。
 彼が見たものは結局何だったんだろう…。


C10 「SIKI」
 これ、好きだなぁ。
 登場人物それぞれの描かれ方とか、文体とか、シーンの切りかえ方とか、
 どこがどう、といえないくらい全体的に。
 途切れず漂うたおやかさが好きなのかな。続編があったら嬉しい。
 一貫した色さんらしさと、それを軸にした諒さんの揺れ動きの描写が鮮やか。


C11 「オレンジの君」
 細部まで丁寧な描写。
 部長の強引さがいい味出してるなぁ。
 読点がほとんどないのはわざとなのかしら


C12 「色とりどりの世界」
 読み進む度、増してゆく緊張感に、気づいたら夢中で読んでいた。
 少年の叫びが身体中に響いて痛い。
 最後の静かな一文に、胸にしんとした感覚が広がる。
 むすび方の誠実さに頭が下がる。




Dブロックの感想ツイートまとめ+αです。
多少ネタばれあり。




- - - - - - - - - -


D01 「俺の妻の手作り弁当がまずいわけがない」
 ごちそうさまです(笑)
 いいなぁこのお弁当食べてみたい!
 でも個人的には動物性たんぱく質と緑黄色が少なめな気が…
 だからたらこと菜の花なのかな?おお。
 単刀直入に聞くあたり、ダンナさまは奥さまのこと、よくわかって
 らっしゃるなぁ。


D02 「マジで恋するうんたらかんたら」
 うわぁ。
 彼の名前(高貴)と色(紫)の選択にセンスを感じる…のだけど…(笑)
 ところで、魔法使いという設定はどこから来たんだろう。


D03 「荒野のニンジン」
 ニンジン嫌いの私には、苦行だ…むしろラストの苦悩に共感する!
 ニンジンスープとかありえん。。
 オレンジ色の洪水を克服すれば、きっと彼にも幸せがやってくる、はず。


D04 「彩色展覧会」
 美しい人ばかりが選ばれてしまうのじゃと、少し胸がチクリとした。
 それとも皆、どこかに美しさがあるということかな。
 丁寧な語り口に、自然と心が落ち着く。


D05 「キャンバス」
 キャンバスに色の塗られていく描写が、静かな狂気の感覚を
 増幅させてぞくりとする。
 雲ひとつない、というところが余計に。美しく確実に、ゆがむ。
 彼らの三つ巴な闇が鮮明に描かれているからこそ、
 後半が、怖かった…。


D06
 「透明な口付け」
 冒頭数行の描写がうつくしい。
 蝸牛がこんなに妖しげなものとは思ったことがなかった。
 静かな水面に広がってゆく、微かな波紋を追っているよう。


D07
 「色彩の守護者」
 ものすごく緊迫したシーンのはずなのに、主人公のせいで
 真剣に読めない(笑)
 どこまでいっても気の抜けたやりとりの彼らが素敵。いいなぁ。
 色彩の王がまったく出てこなかったけれど、もし王に人格があるなら
 どんな人物なのか読んでみたい。


D08
 「ばら姫と枯れた魔女」
 とても繊細で、優美。
 おわりまで一貫して保たれる文の緊張感がすごい。
 最後の一文の、静かに広がるきらめきに、思わずため息をついてしまう。
 静かな充足感。
 最後に魔女も、この満ち足りた感じを味わったのかな。


D09
 「サイレント・カラー」
 おばあちゃんのあったかい皮肉たっぷりさが素敵。
 言葉に色がはじけている。タイトルセンス良いなぁ。
 最初と最後のところにうーん、と思ってしまったのは、
 たぶん私の読み込みが浅いせいです。。


D10
 「祈りをあなたに」
 最初の一文がいい!
 彼女の気持ちの揺れ動きが手に取れるようで、胸の奥がきゅっとなる。
 終わりのちょっと胸苦しい感じも好きだなぁ。


D11
 「My colors」
 彼女の口調、らしいなぁと思う。
 彼の言動に一喜一憂するけなげさがちょっとせつなかった。
 でも最後にうらむんじゃなくて、感謝するっていうポジティブさがすてき。


D12
 「Redbook/Bluewitch」
 蒼薔薇…アイコン画像変えようかな…。
 彼女の孤独が胸に痛い。
 気持ちの吐露はほとんどないのに、ものすごく感情が迫ってくる。
 ラストが特に。
 何となく、森博嗣のスカイ・クロラを思い出した。



 


Fブロック感想ツイートのまとめです。
今回は付け足しなし。


- - - - - - - - - - -



F01 「狭間」
 お茶とクッキーおいしそう!
 私もナッツの入っているクッキーに目がなくて(笑)
 この紳士のキザったらしさが、何ともらしくてたまらない。


F02 「覆面朗読会を始めましょう」
 その気持ちをどうして、と思って自分のなかに取って置くというの、
 わかる気がする。ときどき思い出して取り出してみたりして、
 でもあるとき、ふとああそうか、と思う瞬間が来たときの、
 すとんと腑に落ちる感覚。
 過程の描き方が丁寧だなぁ。


F03 「モノクロメトロ」
 狂気に囚われ、そしてそれが解かれる瞬間。
 後半の挿入が効いてる。
 こういう狂気を描けるの、ほんとすごいなぁと思う。


F04 「ハートブレイク・ランニング」
 移動しているときほど、自分の内側に集中しているときはないと思う。
 彼女の走りと気持ちの高ぶりがマッチしていて、するっと惹き込まれる。
 感情の吐露の連続なのに、抑制された言葉遣いが美しい。


F05 「いろはづき」
 文体が独特で、でもそのリズムが何だか心地いい。
 シーンごとの切りかえが上手だからかな。
 言葉で埋めつくされているわけではなくて、でも気持ちがあふれている。


F06 「太陽と月の王国」
 この字数でこのボリュームのおはなしを書くのは大変だったろうなぁ。
 旅人は欲したものを手に入れたけれど、ながめるだけで満足だったんだろうか。


F07 「許し」
 緊張感が最後まで保たれる。
 彼の異常なほどの懺悔に少し違和感があったのだけど、後半で納得。
 ラストで甘やかさない誠実さが好き。


F08 「愛情木端微塵斬り、同情十把一絡げ」
 いいなーこの距離感の書き方!一見淡白なあたりが効いてて。
 卵?え、卵?とか、要所要所の小ネタにくすぐられる。
 でもどうやって落とすんだろう、とにやにやしながら読んでいって、
 ラストでじんとした。


F09 「絶筆「明赫」~建館の由来」
 静かな感情の澱が、赤にたまっている。
 一瞬その赤が目の前に見えたような気さえする。
 色の使い方が本当にうまいなぁ。
 最後の数行でみごとに引き締まるのがまたすごい。


F10 「俺 in QQ 24時」
 VIPの言葉が痛い。痛い。
 確率なんて関係なく、ただ絶対的な「一」が大事。
 接客業をしているとその思いを受け流してしまいがちになるけど、
 忘れてはいけない大切なこと。
 構成がみごと。


F11 「『四本の筆』」
 良い話だなぁ。すとんと胸に落ちた。
 彼女の才能をテーマに持ってきているのがすてき。
 でも「安さ」が価値だというの、言われた方はちょっと傷つかないだろうか。


F12 「白蛾降る」
 文章の密度がすごい。
 哀しく淋しくやりきれない、けれど、感情が胸に迫ってきて、
 どうしてもうつくしいと思ってしまう。
 自分がどうして蛾が苦手なのかがわかるような。
 きっとおぞましくも魅惑的な妖しさがあるからなんだ…。





Gブロックの感想です。
ツイッターまとめ+多少ネタばれがあります。



- - - - - - - - - -



G01 「黒と白の世界」
 王妃の思いへの言及のところであれ?と思って、後半でやっぱり、と納得。
 知ってて言った王子はどれだけ悔いてもやっぱりえげつないと思う!
 どんな風に治めていたかはあまり語られていないけれど、
 自ら決断を下した父は結構いい人だったんじゃなかろうか。


G02 「モノクローム・ガーデン」
 最後の三行が胸にしみた。
 ゆっくり少しずつ、でも着実に、世界はきっと彩りに満ちていくんだろうな。
 芽吹きのほのかで健やかなエネルギーと、光のさしてくるようなラストが
 心地いい。


G03 「feel×color×destiny」
 途中まで、そこまで見えるって逆につまらなくないかなぁと思って
 読んでいたけど、最後のところでああそうか、と思った。
 二人の関係が、見えなくなった今後ひっくり返る可能性はあるのかしら。


G04 「色づく君の居場所」
 読後さわやか。会話の混線っぷりの表現がうまい!
 しかしラスト、言い逃げされた方は非常に困っただろうなぁ。


G05 「君に捧ぐ青き花」
 せつない。
 道が交わらないことは覆すことができず、空気のような、一瞬のふれあいが
 あったからこそ余計に、哀しみがせまる。
 せつない。。


G06 「奏でる音色」
 踊りの躍動感と、音楽のきらめき。
 舞うことで音楽とつながり、世界とつながる。
 その一瞬のつながりは確かで疑いようもないもので、
 でも同時に、その時が過ぎれば夢から覚めたように覚束なくなる。
 彼らの生き方は美しく哀しく、そしてしなやかに強いと思う。


G07 「HINAKO」
 そして物語はここから始まる、とでも言いたげなラストがにくい!
 断然続き希望!
 狂気をほのかに漂わせるのがお上手。


G08 欠番


G09 「君ありて幸福」
 最初の二行でわしづかみ。好きだ!
 アルノーにとって色が存在しないことは生まれた時からの大前提で、
 でもだからこそ、あの絵を描けたのだろうな。
 若い世代の可能性はいつだって、「それしか知らない」ことから
 始まるのだなぁと思う。
 「白」も「黒」も色だけど、きっとそれはカラフルな他の色があってこそ
 「色」なのだろうな。


G10 「闇夜に輝く七色の光」
 結花子さん素敵だ!弟はお姉ちゃんっ子だろうなぁ。
 彼女からたくさんの色があふれてる気がする。


G11 「the day before you came」 
 料理おいしそう!ホットワイン飲んでみたくなる。
 魔人の彼、あれだけ暴れておいて、去り方格好良いのがにくい。


G12 「星降る夜と僕ら」
 お嬢様はきっとこれから苦労するけれど、苦労も楽しんでしまうような子な
 気がする。
 そして相方は胃が痛くなるんだろうなぁ。




HOME NEXT
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
高遙
性別:
非公開
ブログ内検索
バーコード
忍者ブログ // [PR]

template ゆきぱんだ  //  Copyright:  色  と り ど り All Rights Reserved