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覆面作家企画5「色」のログ用ブログ
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Eブロックの感想です。
ツイートでない分、他ブロックよりやや長め、
もしかすると辛め(?)のところがあります。
それほどでもないと個人的に思っていますが、
苦手な方はご注意ください。

なお自ブロックですので、自作品がどれか明記してあります。
推理期間終了に伴いアップしましたが、
まだ推理されている方はご注意ください。

大丈夫な方は、つづきをどうぞ。



+ + + + + + + + + +



- - - - - - - - - -



E01 「魔石の彫金師」
 魔石を呑みくだす度、彼女はきっと、もっとずっと多くのものを
 腹の底にしずめていったんだろう。
 呑みくださなければならない現実。
 呑みくだすことでしか守れないやるせなさ。
 彼女ははじめから、彼の正体に気づいていたのかな。
 ラストの想いの往還が、胸にしみる。


E02 「逃亡者」
 彼が自らこの決断を下すよりほかなかった状況が、つらい。
 どうしたら良いか、なんて、きっとハウツーな結論はないんだろう。
 善悪は、けっきょく結果論でしか量れない。
 でもだからこそやはり、このおはなしに胸が痛む。
 「生んでくれと頼んだ覚えもない」
 皆そこから生が始まる。
 「自分の顔が母親によく似ている事を知っていた」
 その重みを背負って生きていくしかない。
 私は、すべては自分次第、なんてありえないって思っている。
 背負って、抱えて、それから先へ進んでいくしかない。
 彼はきっと、これから背負うことを覚えていくんだろう。
 せめて、一瞬でも彼の孤独と交わり合う誰かがいると良いな。


E03 「ピンク、黒、そして白」
 胸にちょっと苦さの広がる感じが、リアル。
 璃子のことばにもうーん、と思うものの、
 私には、真緒も真緒でずるいひと、に思えてしまった。
 他人を頼ったことに後ろめたさを感じていない時点で。
 どちらもきっと、うっすら相手のことを意識はしていて、
 でもだからこそ、歯止めがきかなくなったのかなと思う。
 こういうときほど自分を守ってしまう心理が、痛い。


E04 「七日間の幽霊」
 会話はできるけれど、何もしてあげられない居候状態って
 つらいなぁ。
 何かしてあげたい、という気持ちがあるときは特に。
 今後の彼らが、支え合うことで穏やかに生きていけると良いな。


E05 「魔法」
 自作品です。
 ※後日後書きテンプレート回答と、自作語りをアップ予定


E06 「虹色の毒」
 おおお頭がこんがらがった…!
 カクテルの美しい色合いが素敵だなぁ、と思っていたら、
 まさかそんなことになるとは。
 ミステリも物語としてだけ読むツケが回ってきました。。
 これから占い欄をみる度に、背筋がぞくりとしそう。


E07 「海賊と白と菫」
 キャプテンな彼の、姉夫妻に頭が上がらない感じがすてき。
 しなやかな強さをもった菫嬢もすてき。
 でも何よりすてきなのは、凛々しい女海賊なお姉さまかも?
 命名センスが、いいなぁ。


E08 「漆黒に咲く美しい花」
 末期の目、ということばを思い出した。
 最後/最期かもしれないと思うからこそ、
 世界のいろどりがいっそう鮮やかに迫ってくる。
 「僕」のどこかに諦観の漂う感じがせつない。
 

E09 「BUN-BORG」
 ヴァーチャル世界と文房具、という組み合わせが面白かった!
 ゲーム名に漂う適当さ加減がなんともリアル(笑)
 ラストの彼のひとことが、いろんなものを含んでいて
 吹き出しそうになった。
 なんだかんだ、年相応な彼がいいなぁ。


E10 「Queen in the dark」
 ひととひととのむすびつきは、ふとした瞬間に
 起こるものだよなぁと思う。
 モノからひとへ、彼の彼女への視線の、
 変わってゆく過程が鮮やか。
 ゆるやかにとけていく、彼の心がみえるよう。
 気づく目のきちんとある彼がすてき。
 でもほんの少しだけ、気づいてもらえない限り
 解決されようのないことがかなしい。


E11 「赤い糸」
 男の滑稽さにくすりとし、同時にどきりとする。
 どこか自分の姿をみる気もして。
 誰でも少しずつは、こういう気持ちをもち合わせて
 いるのじゃないかしら。
 こちらの作品、私のものと推理された方が圧倒的に多く、
 光栄です。
 でもこのアイロニーは私には書けない。。


E12 「錆色モノクローム」
 擬態語の感覚が、面白い。ぬふっ、がすてきだなぁ。
 グワンのとぼけたような口調も身体になじむ。
 まろやかなことば遣いが心地好かった。
 粋な姉さん天狗がピリッと良い味。


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